コラム

最初の優しさに隠れた罠。恋愛で本当の自分を失わないためにできること

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「なんか変だな…」

そう感じたこと、ありませんか?

 

でもその“違和感”を、

「自分の考えすぎかも」
「きっと相手なりの事情があるんだ」

そうやって、自分の中で否定してしまった経験。

僕にはあります。

きっと、あなたにもあるんじゃないでしょうか。

 

最初は優しかった。
特別扱いされている気がした。
だからこそ、その後に感じたモヤモヤを無視してしまった。

 

でも、それが“地獄の始まり”でした。

 

これは、「恋愛で人に振り回されてしまう自分」から抜け出すための話です。

もし今あなたが、誰かに片想いしているのなら、
この先を知っておいて損はないと思います。

 

最初の優しさに騙される

最初は、まるで夢のようだった。

 

やたらと構ってくれる。
ちょっとしたことで褒めてくれる。

気づけば、LINEのやりとりは一日中続いていた。

 

「こんなに僕を気にかけてくれる人がいるんだ…」

 

そう思っていた。

でも、少しずつ変わっていった。

 

・既読スルーが増えた
・会う約束は彼女の気分次第
・急に冷たくなったり、やたらと優しくなったり

 

最初は「疲れてるのかな」とか「嫌われたくないから合わせよう」と思っていた。

でも、本当は違っていた。

 

彼女の態度に、自分の感情が振り回されているだけだったんです。

 

「違和感」を疑うことをやめた瞬間から地獄が始まる

最初に感じた

“ん? なんか変かも”

という感覚。

それは、あなたの感覚が正しかった証拠です。

 

でも僕たちは、

・「きっと気のせい」
・「タイミングが悪かっただけ」
・「もっと自分が頑張ればいい」

 

そうやって違和感にフタをしてしまう。

 

その結果どうなるか。

自分が自分を信じられなくなっていく。

 

「悪いのは、きっと僕だ」
「うまくいかないのは、自分のせいだ」

 

そうやって、心のブレーキが壊れていくんです。

 

“特別扱い”は甘い毒

ここで知っておいてほしいのが、
【第0段階】とも言える「特別扱いの罠」。

 

最初だけやたらと優しい、甘やかす、構ってくれる。
まるで映画のヒロインになったような気分にさせてくる。

 

でもそれ、相手のペースに巻き込むための“演出”かもしれません。

 

  • 相手を安心させる
  • 「私が悪いかも」と思わせる
  • 自分の機嫌や都合を正当化しやすくする

 

そうやって、最初の特別な演出が、後の支配の布石になることもある。

 

“違和感”に気づいても、こう思ってしまうんです。

 

「最初はあんなに優しかったから、これは私の受け取り方が悪いだけかも」

 

まさに、“異常の上塗り”です。

 

気づけば、孤独になっている

恋愛の中で、知らないうちに起こること。

それは、周囲からの切り離しです。

 

  • 友達とのやりとりが減る
  • 家族と話すことが減る
  • 何かを相談すること自体、気まずくなる

 

気まずいというより、
「どこから説明していいかわからない」状態。

 

するとどうなるか。

 

「この感情は、自分で処理するしかない」
「誰にもわかってもらえない」

 

そうやって、どんどん孤立していく。

それが【第4段階】です。

 

その頃には、自分がどんな恋愛をしたかったかすら思い出せなくなる。

相手を優先しすぎた結果、
「自分の感情」がどこかに置き去りになってしまう。

 

「違和感に名前をつける」ことからすべては始まる

ここで大切なのは、気づきです。

あなたが「なんかおかしいな」と思えた瞬間。

それは、地獄を終わらせるための第一歩です。

 

「これは自分のせいじゃない」

「これは愛情ではなく、支配かもしれない」

「この優しさは、本物じゃない」

 

言葉にすることで、現実がはっきり見えてくる。

感情に名前をつけることで、違和感が“事実”に変わっていく。

 

“優しいけど都合のいい男”にならないために

ここで、少し視点を変えます。

 

僕たち男性が、
「優しさ=好かれる方法」だと思ってしまう背景にも、実は問題がある。

 

  • 連絡をすぐ返す
  • 相手の都合に全て合わせる
  • 嫌われないように、自分を抑える

 

これって、“誠実”というより“都合のいい人”になってしまうリスクがあるんです。

 

本当に惹かれる男性って、
優しさの中に「軸」がある人。

 

  • 感情を乱されない
  • 自分の意見を持っている
  • 媚びないけど、誠実

 

このバランスこそが、“本物の余裕”だと、今なら思います。

 

孤独に気づいたあなたへ。今からでも遅くない

もし今、恋愛の中で孤独を感じているなら。
「これ、昔の自分と似てるかも」と思ったなら。

それは大事なシグナルです。

 

今すぐ行動を変えろとか、
関係を断ち切れなんて言いません。

 

でも、自分の感覚を取り戻すことはできる。

 

  • 違和感を無視しない
  • 気持ちを誰かに共有する
  • 自分の感情に嘘をつかない
  • 「どう在りたいか」を思い出す

 

それだけで、少しずつ心の景色が変わっていきます。

 

声を届けよう。誰かの“気づき”になるために

もしかしたら、あなたはすでにそこから抜け出して、
今は前に進もうとしている最中かもしれません。

 

それなら、あなたの気づきが——

誰かの“灯”になるかもしれません。

 

  • 「わかるよ」って一言でも
  • そっと寄り添うリプでも
  • この記事をシェアするだけでも

 

沈黙の中で進行する関係性には、
誰かの声が必要なんです。

 

まとめ:自分を信じて、進んでいこう

僕たちがやるべきことは、
完璧な男になることじゃない。

 

「自分を見失わないこと」
「違和感を無視しないこと」

 

それが、普通の恋愛を取り戻すために、
何より大切な姿勢だと僕は信じています。

 

優しさに隠れた違和感に、フタをしないでください。

自分を大切にする恋愛を、諦めないでください。

 

今からでも、ちゃんと選び直せる。
そして、自分を取り戻すことは遅すぎない。

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