コラム

優しくしてるのに報われない…その恋がうまくいかない“たったひとつの原因”

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「またダメだった…」「どうして恋愛がうまくいかないんだろう」

そんなふうに、恋愛に対してどこか自信を失っている自分に、

ふと気づく瞬間はありませんか?

 

相手を思いやって接しているのに、

気づけば振り回されていたり、都合よく扱われていたり…。

「自分が悪いのかな」「もっと優しくすればうまくいくのかな」と悩み続けて、

いつの間にか恋愛に疲れてしまう。

 

実は、そんな恋愛の行き詰まりの根本にあるのは、

「自己肯定感の低さ」や「愛着障害」といった難しい言葉ではなく、

もっとシンプルな「自我の不在」かもしれません。

 

この記事では、「自我」とは何か、なぜ恋愛に必要なのか、

そしてどうすれば自我を育てられるのか──

恋愛で振り回されやすいあなたに向けて、やさしく丁寧に解説します。

 

「自我の不在」が恋愛をこじらせる──本当の理由

「自我がない」というのは、

言い換えれば「自分の気持ちや考えが曖昧な状態」です。

 

  • 自分がどうしたいのか
  • 何を大切にしたいのか
  • どこに違和感を覚えているのか

 

こうした「心の声」に気づけなくなると、

人は相手の顔色や態度ばかりを気にするようになります。

 

その結果──

 

  • 怒るべきときに怒れない
  • 不誠実な相手でも「きっと愛されてる」と信じてしまう
  • 嫌なことも我慢してしまう
  • 相手のちょっとした優しさにすがってしまう

 

こうしたことが起きてしまうのです。

 

特に、過去に恋愛で深く傷ついた経験がある人や、

「相手を優先することこそ美徳」と信じてきた人ほど、
「自我を持つ=わがまま・自己中」と勘違いし、

ますます自分を抑え込んでしまいます。

 

でも本当は、自我を持たずにいる方が、結果的に自分を苦しめてしまうんです。

 

「自我を持つ」と恋愛はどう変わるのか

「自我」とは、何も大きな声で主張したり、

自分勝手になることではありません。

 

それは「私はこう思う」「私はこれを大切にしたい」

という小さな心の声を大事にすること。

 

では、自我がある人は恋愛でどう変わるのでしょうか?

 

◆ 自我があると「対等な関係」が築ける

自分の思いをきちんと持っている人は、相手と対等に向き合えます。
どちらかが我慢するのではなく、きちんと話し合い、理解し合える関係が育ちます。

 

◆ 選ぶ相手が変わる

「私はこういう関係を望んでいる」という基準ができるので、

無意識に“合わない相手”を避けるようになります。

「この人は違うな」と自然に感じられるようになり、

“選ばれる”だけの恋愛から、“選ぶ”恋愛に変わっていきます。

 

◆ 振り回されなくなる

たとえ相手がどんな態度を取っても、

「私はこう感じる」という基準があるから、必要以上に不安になったり、
相手に合わせすぎて疲弊することがなくなります。

 

「自我」を持てない人が陥りやすい危険な恋愛パターン

とはいえ、自我を持たないままでいると、

恋愛はどうしても「消耗戦」になりがちです。

こんなパターンに、思い当たることはありませんか?

 

「都合のいい人」になってしまう

相手に嫌われたくない一心で、なんでも受け入れたり、断れなかったりする。
本当は納得していないのに、ニコニコしてしまう。

 

 小さな優しさに依存してしまう

ちょっとLINEが返ってきただけ、ちょっと優しい言葉をかけられただけで、
「大切にされてる」と錯覚してしまい、結果的に雑に扱われる。

 

本音を伝えられないまま終わる

「嫌われたくない」「言っても仕方ない」と思って我慢し続け、
最後は関係が崩れて「何も言えなかったな…」と後悔する。

 

この状態が続くと、自分の感情に自信が持てなくなり、

恋愛だけでなく人間関係そのものが苦しくなっていきます。

 

「自我」を育てるシンプルな方法──小さな「好き」「嫌い」を大切にする

では、どうすれば「自我」を持てるようになるのでしょうか?

 

実は特別なことは必要ありません。

日常の「小さな自分の気持ち」に目を向け、

拾い上げることからすべては始まります。

 

◆ 自分の「好き」「嫌い」を明確にする

朝はコーヒーを飲みたい

土日は一人の時間が欲しい

気が進まない誘いは行きたくない

 

こんな小さな「私はこうしたい」を、自分の中で認めていくこと。

 

◆「NO」を言う練習をする

「断るのが苦手」という人ほど、

まずは小さなNOから始めてみてください。

たとえば、「ちょっと今は行けない」

「今は疲れてるからまた今度」と言ってみる。

 

最初は罪悪感があるかもしれませんが、

繰り返すうちに「それでも大丈夫だった」

という成功体験が自信になります。

 

◆ 自分の理想の恋愛像を言語化する

  • どんな相手と一緒にいたいか
  • どんなふうに接してほしいか
  • 自分は相手に何をしてあげたいのか

 

これを明確にすると、相手に振り回されず、自分の望む恋愛を実現しやすくなります。

 

まとめ──「我慢の恋愛」から「安心の恋愛」へ

あなたが今、恋愛でうまくいかないのは、

性格が悪いからでも、恋愛経験が少ないからでもありません。

ただ、「自我」という自分の内側の声を大切にしてこなかっただけかもしれません。

 

「自分は何を大切にしたいのか」
「自分はどう扱われたいのか」

 

この問いに少しずつ答えられるようになると、

恋愛は自然と変わっていきます。

無理をしない、我慢しない、自分を偽らない──

 

そんな「安心できる恋愛」を、あなたも必ず手に入れられます。

 

その第一歩として、

今日からほんの少しでも「自分の気持ち」を拾ってみてください。

 

あなたの恋愛が、信頼と安心の上に育っていくことを、

心から願っています。

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